気候

年間降雨量の平均は日本のおよそ半分で、ロンドンでは東京の1/3 程度しか降らず、空気は乾燥しています。皮膚の保湿状態に注意を払いましょう。また、夏場でも夜は冷え込むことがある一方で、近年では断続的に熱波が発生する年も増えています。

居住地域の水質はウェブサイトで調べられます。硬水の地域では、入浴時に入浴剤やバスオイルを使い、水質を軟化させるとよいでしょう。

日光浴

日照時間の短い英国では、日光浴は体内のビタミンD生成、カルシウムの吸収、肌の新陳代謝、風邪に対する抵抗力をつけるといった健康維持に必要な習慣。一方で、紫外線は日本よりも強いといわれ、皮膚が弱い人や子どもは、晴れの日はもちろん、曇っていても各自で適切なUV ケアをしましょう。

屋内の照明

日本と比べて家屋内の照明はかなり落としてあるので、視力の低下に注意。

食中毒

減少傾向にあるとはいえ、サルモネラ菌やリステリア菌を原因とする食中毒が起こることがあります。保菌している可能性のある卵や肉などの食品は扱いに注意しましょう。卵を生食する場合は、生食用の卵を購入します。魚はフィレになっているものでも調理する前に流水でよく洗い、生で食べる野菜もしっかり水で洗いましょう。

アレルギー

アレルギーは、英国でも多くの人にとって悩みの種。喘息・アトピーなどのアレルギー疾患が、こちらへ来て急に治る人がいる反面、今までなかった症状が急に起こることもあります。環境の変化に加えて、食生活の影響も少なくありません。バランスのよい食事を心掛けましょう。

食物アレルギー

英国で販売される食品には、アレルギーの原因となる材料を明記することが義務付けられている他、スーパーマーケットなどでは独自に「Free from」といった名称の専用コーナーを設けているので、グルテンやラクトース、卵、ナッツなどを使用していない商品が見つけやすくなっています。

ダニアレルギー

布団やマットレスは干せないので、代わりの対策として、マットレスに掃除機をかけたりアイロンをあてたりするとよいでしょう。

花粉アレルギー

花粉アレルギー(hayfever)は、3 7 月頃に発症者が多く、植物によっては一年を通して症状の出る人もいます。さまざまな種類の治療法や市販薬がありますので、GP や薬局で相談を。

心の健康

心の健康管理も大切です。単身の人は特に、孤独感やプレッシャーから精神的不安を感じたら、日系クリニックや日本人心理療法士に早めに相談するとよいでしょう。

冬期は日照時間が短く天気も安定しないことから、ヨーロッパ育ちの人であっても軽い鬱状態(depression)になることは珍しくありません。憂鬱な気分に陥りそうになったら、定期的な運動や外出をしたり、趣味に取り組むなどして気分転換をはかりましょう。また、夏期にはできるだけ戸外で時間を過ごすようにすることも、冬期の心の健康によいといわれています。

サマリタンズ

サマリタンズ(Samaritans)は、トレーニングを受けたボランティアが話を聞いてくれるボランティア団体が運営するヘルプライン。その歴史も長く、宗教は一切関係ありません。名乗る必要もなく、秘密厳守。英国内無料通話番号(116123、年中無休24 時間対応)に電話すると、ボランティアが英語で対応します。手紙やEメール(jo@samaritans.org)でのやりとり、オンライン上でのチャット、最寄りの支部を訪問しての対面相談も行っています。

国際ビフレンダーズ

日本語でのサポートが必要な場合は、世界各地に相談センターを持つ自殺防止のボランティア団体「国際ビフレンダーズ(Befrienders Worldwide)」の日本支部に電話するとよいでしょう。以下のURL から日本語ウェブサイトへアクセスできます。

【欧州日本人医師会オンライン無料健康相談(予約制)】

欧州15 カ国、50 名余りの日本人医師が医師会を結成し、海外赴任や旅行など不慣れな海外生活での医療に関する健康相談を無料で行っている。(ただし、診察ではないので注意)詳細は医師会ウェブサイトで。