大学進学の準備

公立・私立校とも、中等教育(Secondary Education)を終え、GCSE で一定の成績を収めた生徒は、シックスフォームと呼ばれる2 年間の高等学校に進むことができます。シックスフォームは、大学入学に必要な全国統一試験Aレベルの履修課程です。その多くは、公立・私立に限らず、セカンダリースクールの上級学年用コースとして同じ敷地内にあります。

シックスフォーム・カレッジ

上記の他に、A レベルの履修課程のあるシックスフォーム・カレッジ(Sixth Form College)と呼ばれる学校もあります。通常は1619歳が在籍し、Aレベルの履修コースの他、より実践的な科目が受講できたり、GCSE 取得コースを併設していることもあります。

選択科目

Aレベルの選択科目は多岐にわたりますが、GCSE において一定の成績を収めた科目かつ目指す大学進学のために必要な3 5 科目を選択し、履修します。希望の科目が学校にない場合は、付属のシックスフォームに進まず転校することも可能です。

大学受験資格

大学(university)入学のためには、34科目でのAレベル資格取得が必須。

願書提出

大学の学部課程(undergraduate)への入学願書提出は、UCASUniversities and Colleges Ad missions Services)を通して、オンラインまたは郵送で行います。詳細はUCAS ウェブサイトを参照。英国の大学への入学に関するさまざまな情報が掲載されています。

大学入試の合否は、A レベルの成績や書類審査、面接で決まり、結果はUCAS から学校を通して本人に通知されます。

英語のレベル

英国籍以外の生徒が大学受験をする場合は、英語レベルの成績証明も必要です。アカデミック英語検定IELTS などの試験の準備も忘れないように。

英国外の教育課程を受けた生徒のために、高等教育最終課程において取得する国際バカロレア(IB)を受験資格要件に加えているところもあります。

ファウンデーションコース

外国人やA レベルの結果が合格コース 基準に満たなかった生徒を対象に、大学入学に向けた準備を行うのがファウンデーションコース(Foundation Course)。大学内に設けられていることもあり、通常、コースを修了するとその大学の学士課程への入学が認められます。

期間

英国の大学は1 年目から専門課程となるため多くは3 年間で卒業となりますが、言語や医療関係など、学部によってはそれ以上の年数を経ての卒業となります。

学部課程以上

学士以降はPostgraduate Study と呼ばれ、職能強化コースを含むさまざまな道があります。修士課程(Masters Degree)や博士課程(Doctoral Degree / Ph.D)への進学を希望する場合は、研究テーマを決めて希望する大学や教授に当ててアピールすることが必要です。通常はその大学のやり方に沿って、必要書類を揃えて出願します。

その他の教育機関

大学以外の高等教育には、各カレッジの専門コース(全日制、パートタイム)などがあります。修了資格を取得できるコースもあります。

【GCSEとA Level】

公立・私立校とも中等教育終了前に受けるのが、全国統一中等教育終了試験/ GCSEGen eral Certificate of Secondary Education。この試験結果が一定の基準に達していれば、大学進学のためのシックスフォームに進学できる。GCSEの評価は9 1 9 段階。なお、Uunclassi ed)は評価不能(不合格)の意味。GCSE 取得後の2 年間は、A レベルGeneral Cer tificate of Educa tion Advanced Level)で進みたい大学や専攻に関連した科目の深い知識と重要なスキルに重点を置く学習をし、統一試験を受験する。それぞれの科目に与えられる評価が大学入学選考時の選考基準となる。

【ギャップ・イヤー(gap year)】

シックスフォームを終えた(主に大学入学前の18 歳の)学生が、数カ月から1 年ほど正式な教育や仕事から計画的に離れ、社会経験を積むこと。バックパックで世界各国を旅したり、海外での英語教育や野生生物保護など、地域活動や自然保護プロジェクトに参加したり、実務経験を積むためにインターンシップとして特定のキャリア分野で理解を深めたりする。中には、将来の学費を得るため、英国内外でフルタイムで働きながら、語学などの新しいスキルを習得する人もいるなど、この期間は人生の次のステップに進む前の貴重な時間として有意義に使われる。

(協力:JOBA International London