悲しいかな、誰にでもやってくる老い。引退後は病気やお金の心配をせず、誰にも迷惑をかけずに悠々自適に過ごしたいものだ。しかし、消費者調査会社「Which?」が2025年12月に行った調査によると、英国人の8人に1人が引退後の計画を立てるのに1時間費やすよりも歯医者に行く方がまだマシだと考えていることがわかった。

調査では、まだ現役の人には「老後計画が思うように進んでいるか」、すでに引退した人には「思い描いていた退職後の生活水準に必要な貯蓄が十分にできていると感じているか」を尋ねた。

その結果、引退後の生活について考えるのはあまりにもストレスが大きく、何百万人もの人が計画を先延ばしにしていることがわかった。また、ほぼ半数が老後計画に関する専門用語に戸惑っていると回答した。

老後計画は非常に気が遠くなるような見通しであるため、回答者の大多数(66%)は、年金の手続きにじっくり取り組むよりも、一般的に不快または不快と感じられる他の作業に取り組む方がマシだと回答した。例えば、およそ4分の1は引退後のことを考えるより浴室の大掃除をしたい、7%は試験を受ける方がマシと回答したという。一方で、約10人に1人は遺言書を作成または更新したいと答えている。

さらに、調査対象者の中でまだ引退していない人の半数は、老後生活に十分な貯蓄ができている自信がなく、約48%は不自由なく暮らすためにはいくら必要なのか分からないと回答した。

中には、引退自体が手の届かないものと感じていたり、「資金的に余裕がないので、関心がない」という気持ちを持つ人もいた。

しかし、すでに引退した人のうち、約10人に4人が、もっと早く老後計画を始めていればよかったと後悔しているということも判明している。後で後悔しないよう、引退時にどれくらいの貯蓄が必要になるか、Retirement Living Standardsのウェブサイトで発表されている、「最低」「中程度」「快適」の3種の生活水準別のガイドラインを参考にしてみよう。

参考ウェブサイト:Which? / Money