「東京メトロ」が5月25日(日)からエリザベス・ラインの運営事業を開始
「東京メトロ」は英国最大の路線を運営する鉄道事業者The Go-Ahead Group Limited(以下「Go-Ahead」)及び住友商事株式会社と共に出資設立した事業会社GTS Rail Operations Limited(以下「GTS」)を通じて、英国ロンドン市交通局からの委託を受け、5月25日(日)からElizabeth line(エリザベス・ライン)の運営事業を開始した。
エリザベス女王の在位70年を記念して命名され、43年ぶりの新路線として2022年に全線開業したエリザベス・ラインはロンドン西部「ヒースロー空港」から東西をつなぐ117kmに及ぶ大規模都市鉄道であり、うち42kmが地下区間。全41駅のうち11駅が地下駅となっている。イギリスで乗客数が多い路線の一つで、2030年に新しい駅の開設や増便を予定している。
ロンドン交通局(Transport for London/以下「TFL」)にいると現在の運営会社との契約が終了するのに伴い入札を実施。最終候補には、開業から運営を担っていた中国の鉄道運営会社「香港鉄路」も含まれていたが、新たな運営に日本企業が選ばれたのは巨大都市ロンドンへの適応力と大都市の極端に多い人たちを、ほとんど混乱も起きずに安全・安定した運行ができることが理由とのこと。
東京メトロが海外の鉄道の運営事業に参画するのは初めてで、契約期間は最長で9年半とのこと。
日本並みに時刻表通りに運行し、優れた顧客サービスを提供できることで、更なる良い路線になることに期待したい。
「ロンドンの公共交通機関」については「英国生活ガイド/Living in Britain」の下記サイトをご覧ください。
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